市場の縮小にあえぐ家電量販業界で、ヨドバシカメラの強さが際立っている。豊富な品ぞろえと接客レベルの高さで抜群の利益率を誇り、今や業界内に敵はない。次の成長ステージとして狙いを定めたのが、急拡大するネット通販市場。最短6時間の超速配送、物流拠点の大規模増床など攻めの手を連発する。大都市駅前の巨艦店をショールームと位置付け、リアルとネットの垣根も越えた。その威力はネット通販の巨人、アマゾンをも凌駕する。

(須永 太一朗、河野 祥平、飯山 辰之介)

経常利益率は競合を引き離す
●家電量販各社の売上高と経常利益率
  売上高 経常利益率
ヤマダ電機 1兆6643億円 2.1%
ビックカメラ 8298億円 2.9%
エディオン 6912億円 1.6%
ヨドバシカメラ 6515億円 7.8%
ケーズホールディングス 6371億円 4.1%
注:ビックカメラは2014年8月期、その他は2015年3月期の連結(ヨドバシカメラは単独)決算
価格・品ぞろえはアマゾン、総合力でヨドバシ
●アマゾンジャパンとヨドバシカメラの競争力比較
注:本誌取材に基づき作成

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日経ビジネス2015年10月5日号 24~25ページより目次