歴史的な経緯から、日本では表立った議論をしにくい「防衛産業」。だが、それは正常な状態と言えるのか。防衛装備の移転解禁、防衛技術と民生技術の融合など、制度や環境は大きく変化しつつある。自分には関係ないと思っていても、目を凝らせば、身近な製品に意外な防衛技術が生きている。現状を容認するにせよ、しないにせよ、今こそ、逃げずに考えなければならない。

(寺井 伸太郎、飯山 辰之介、武田 健太郎)

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日経ビジネス2016年9月26日号 24~25ページより目次