日本の夜間経済が縮小し始めた背景には、人口減少・高齢化がある。だがそれだけでは、「夜の産業」の急激な落ち込みを説明できない。その裏には、恋愛文化の衰退やSNSの発達など現代日本ならではの要因もある。

 まずは下の衛星画像をご覧いただきたい。これは、米国海洋大気庁(NOAA)が2011年に打ち上げた地球観測衛星「Suomi NPP」からの画像を加工して作製した「日本列島の夜の衰退マップ」だ。

 具体的には、12年と16年の画像を比較し、宇宙から見た日本列島の夜間の光量が4年間でどう変化したかを分析。4年前より一定レベル以上暗くなった場所を赤く、明るくなった場所を青く表示した(分析協力:リモート・センシング技術センター)。

日本の夜は確実に暗くなっている
●2012年と16年の衛星画像の光量比較
午前1時前後の光量を12年と16年で比較。暗くなった赤い部分が明るくなった青い部分よりも圧倒的に多い(写真=©SHASHIN KAGAKU、NTT DATA、RESTEC included©JAXA、NASA Earth Observatory)