目立たなくとも着実に高収益を上げる企業は、どのように稼いでいるのか。取材から、利益を生み出す10の源泉が浮かび上がった。早速、各社の実例を見て行こう。
受注を絞る
ITサービス業界の平均売上高営業利益率が7%に満たない中、48.4%と飛び抜けて高い会社がある。営業から調達・物流、経理など企業のデータを一元管理するソフト「ERP(基幹系情報システム)」を手掛けるオービックだ。
自社製品に特化し、開発から販売、サポートまですべて自前で賄うのが特色で、24期連続で営業増益を達成している。さらに驚異的なのは、この10年で営業利益率を20ポイント高めた点だ。
2018年3月期の連結売上高は668億円と、同2兆円超の最大手NTTデータに比べれば小ぶりな存在。だが、営業利益率を見ると、NTTデータの約6%に対して、50%近い、まさに桁違いの強さを見せる。「規模の利益」を生かせない中で高収益を続ける秘訣とは何か。
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この記事はシリーズ「特集 営業利益率40% 実例と戦略 隠れ高収益企業」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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