60年続いたテレビ局のビジネスモデルが限界を迎えている。米ネットフリックスなどの「ネットTV」が日本での攻勢を本格化させた。圧倒的な資金力と世界に広がる顧客基盤を武器に視聴者を奪っている。水面下では制作会社や芸能事務所、広告主の“テレビ離れ”を誘発。危機感を持った民放キー局がついにネット事業に本腰を入れ始めた。荒波は、地方局の収益モデルを揺るがし、NHKにも受信料改革を迫る。新たに作られようとしているテレビ業界の新秩序。勝ち残るのはだれか。
(井上 理、林 英樹)
CONTENTS
PART1
ネットフリックス、アマゾン、パフォーム
黒船、日本に照準 進む「脱・テレビ」
PART2
テレビ朝日、早河洋会長の決断
覚醒した民放 ネットは敵じゃない