これから最盛期を迎えるサンマ漁。今年も歴史的不漁が予想されている。気候変動や外国船の台頭──。日本の漁業の周辺では暗い話題が続いている。だが衰退の真の理由は、効率化を先送りし、乱獲を見過ごす国内漁業界にある。世界的に見れば漁業は有望産業。海外の胃袋はヘルシーな魚食を急速に求め始めている。ライバルの国・地域は大型漁船やハイテク養殖場に投資し、着々と利益を積み上げている。このままでは、独り負けは避けられない。復活には何が必要か。

=文中敬称略(武田 健太郎、寺岡 篤志、武田 安恵)

漁業は世界的な成長産業だが……
注:2013~15年平均との比較
出所:2点とも国連食糧農業機関(FAO)

CONTENTS


この記事は会員登録で続きをご覧いただけます