Q 「性」を細かく定義すると10種類以上

Q LGBTの43%はカミングアウトするが、上司にはまずしない

Q 「あの人オカマだよね」といった軽い冗談がセクハラに

Q 消費者の半数以上が 「LGBT支援企業」を支持する

Q 海外ではLGBTが最新の経営テーマになっている

Q 欧米からの宿泊客の約1割がLGBTというホテルがある

ここにある6つの質問。答えは全部「YES」だ。レズビアンやゲイなどの性的マイノリティーを意味する、アルファベット4文字。これまで聞いたことすらないかもしれない。しかし今後、「知らない」では済まされなくなる。

一部自治体が同性パートナーの権利を認め、欧米では同性婚合法化の動きが進む。日本でも人口の7.6%と推定されるLGBTの権利が認められつつある今、企業は正面から取り組まなければ、強い批判を浴びかねない。

正しい知識を持ち、当事者の立場に立ち、変えられるところから変えていく。部下や上司、取引先や消費者がLGBT当事者かもしれないと考えたことはあるだろうか。「すぐ隣にいる」という発想に切り替え、向き合うべき時がやってきた。

=文中敬称略(広岡 延隆、河野 祥平、齊藤 美保、熊野 信一郎)

LGBTとは?
いわゆる一般的な男女(通称ストレート)以外の性のあり方を4分類したもの。細分化すると12種類以上あるとされる(「LGBTの基礎知識」参照)。多様性を意味する6色の虹のデザインはLGBTの象徴として広く使われている。
L レズビアン 女性同性愛者 同性を好きになる女性
G ゲイ 男性同性愛者 同性を好きになる男性
B バイセクシャル 両性愛者 性別にかかわらず、異性を好きになることも同性を好きになることもある人
T トランスジェンダー 性別越境者 生まれたときに法律的・社会的に割り当てられた性別にとらわれない性別のあり方を持つ人

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日経ビジネス2015年8月24日号 24~25ページより目次