米国では大統領選にも活用

 もちろん、日本と同様に合法的なポケモンGOを使ったビジネスも活況だ。ロンドンの中心部にあるレストラン、マックスウェルズ・バー&グリルでは、店舗に隣接するポケストップにポケモンを引き寄せる「ルアーモジュール」を定期的に設置する担当者を置き、集客につなげている。

 店舗ではポケモンをイメージしたカクテルやドーナツを提供するほか、ポケモンイベントも主催している。「正直最初はバカにしていたが、考えを改めた。これほど強力な集客ツールはない」と同社のマーケティングマネジャー、アンソニー・ナイト氏は言う。一連の施策以降、1日の売り上げは26%アップした。

 米国では、驚異的な集客効果を政治に活用しようという動きもある。民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏の選挙チームは、全米各地の集会所にルアーモジュールを設置し、動員の強化を図っている。前回の大統領選ではフェイスブックやツイッターが新しいキャンペーンツールとして注目されたが、今回はポケモンGOが活用される可能性もある。「どうすればポケストップを(大統領選の)投票所に設置できるのか」。クリントン氏も周囲にこう発言しているという。

 いまだ配信されていない地域でも、ポケモンGOに対する関心は高い。ポケモンGOの配信予定がない中国では、ポケモンGOそっくりのゲームが人気を集めている。

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