企業不祥事は後を絶たず、ある企業は倒れ、ある企業はさまよい再び失敗を繰り返す。一方で、大きな失態を避ける永続企業がある。何が両者を分けるのか。その、分岐点を探っていく。

(写真=左から:共同通信、共同通信、時事、毎日新聞社/アフロ)
(写真=左から:Reuters/AFLO、ロイター/アフロ、共同通信)
(写真=左から:Imaginechina/時事通信フォト、共同通信、読売新聞/アフロ、共同通信)
1949年東京都生まれ。72年三菱商事入社、2004年、大規模リコールに揺れる三菱自動車の再建を託され、常務として入社、05年社長就任以来、12年にわたって経営トップを務める。(写真=的野 弘路)

 「この10年、開発力が足りなかった。それでも何とか燃費トップを狙おうとして、現場が追い込まれて、改ざんをしたということ」

 東京都港区の三菱自動車本社の応接室で、CEO(最高経営責任者)の益子修は弊誌のインタビューに応じ、燃費不正事件の原因を語り始めた。

 「問題は風土にある。若い社員に、『できないと絶対に言うな』と指導していた。これは全否定することではないが、バランスを欠いていた」

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3275文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「特集 挫折力 実録 8社の復活劇」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。