若者向けエンターテインメント施設がバンコクでは次々とオープン

 タイの照明器具メーカーで営業員として働くニッキさん(30歳女性、名前は愛称、以下同)は4万バーツ(約14万円)の月収の約5分の1を仲間との食事や飲み会に使い、月収を上回る5万バーツを費やして年数回、海外旅行に出かける。最近の高い買い物は5700バーツ(約2万円)の香水だという。

 ニッキさんのような2000年代以降に成人になった人々はミレニアル世代と呼ばれ、それ以前の世代とは価値観や消費に対する志向が異なるとされる。東南アジアではこの世代の層が厚く、消費のけん引役として注目を集める。タイのアジアンミレニアルに話を聞き、その実像を探った。

 最近、4万バーツ(14万円)の一眼レフカメラを購入したというピングさん(23歳女性)は「毎月いくら使うとか計画的には考えずに欲しいものを買う」と話す。彼らは消費には前向きだ。これまで続いた経済拡大が今後も続くと考えており「将来は明るい。昇給はあって当然」(金融機関勤務のテアイさん、32歳男性)とみる。この楽観的な見通しが積極消費に彼らの背中を押す。