「♪この木なんの木、気になる木~」青々と茂った大樹と数々の子会社名が登場する日立グループのテレビCM。幾重にも枝分かれする木のように、多くの子会社を傘下に抱えることが良しとされた。だが、低成長時代に入ると、グループの肥大化が裏目に出ることになる。子会社の事業が輻輳し、カニバリズム(食い合い)が起きるという問題がその典型。最適なグループ経営とは何か。今なお成長するグループ企業に解を求める。

(井上 理、林 英樹、寺岡 篤志、藤村 広平)

規模が拡大しても稼ぐ力は低下傾向
●グループ企業のROIC(投下資本利益率)の推移
注:日本経済新聞社の総合経済データバンク「NEEDS」を使い作成。
東証1部上場企業のうち、連結子会社が100以上ある会社を抽出し、投下資本利益率の平均値をまとめた

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日経ビジネス2016年8月1日号 24~25ページより目次