あのグーグルも欲しがる路地裏の段差マップ、路面温度が10度も低くなる舗装用遮熱塗料……。街中のバリアや真夏の灼熱地獄など、東京の課題解決に向け、大手から中小企業まで動き始めた。

(写真=吉成 大輔)
急な勾配や段差、狭い道などを人海戦術で調べ、動きやすいルートを示す
挑戦1グーグルも大きな関心
究極の3D地図作り車椅子でも快適な街

 7月11日、東京・神楽坂。この日の東京の最高気温は34.2度。エアコンの室外機が吐き出す熱風で、路地裏の体感気温はそれ以上だ。日差しがじりじりと照りつけるなか、おそろいの白いタオルを首にかけた男女約40人が6つのチームに分かれ、ある情報をタブレット端末の地図に書き込んでいく。

 「この段は車椅子では乗り越えられませんね」「曲がり角の向こうに階段を発見しました」──。これは街中に潜む段差や坂の情報を書き込んだ「バリアフリーマップ」を作製する取り組みだ。富士通やNTT、セコムなど経団連加盟企業でつくる経済界協議会を中心に、地元自治体や国土交通省、市民ボランティアが集結。障がい者も参加して街路を移動し、どこに「バリア」が潜んでいるのかをチェックしていく。これまでに10回以上開催し、全員が「手弁当」で参加している。

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