富士フイルムホールディングスの総帥、古森重隆が最後の大勝負に打って出た。見据えるのは、医薬業界の秩序を根底から覆すiPS 細胞。100兆円市場の覇権を握るためなら、ノーベル賞学者とも別の道を行く。次々と新たな事業を創出し、本業喪失の苦境から復活した富士フイルムは、競合ひしめく医薬・医療業界で新たな本業を「培養」できるか。先駆者の新たな挑戦は、日本企業にとって指針となる。

=敬称略(小笠原 啓、林 英樹)

医薬品などヘルスケアを1兆円事業に
●富士フイルムの2015年3月期セグメント別業績
注:( )内は前年同期比

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日経ビジネス2015年7月20日号 24~25ページより目次