ゴーグルのようなHMD(ヘッドマウントディスプレー)を装着してコンピューターが描き出した3次元空間を自由に歩き回る──。ゲームや映画の話だったバーチャルリアリティー(VR=仮想現実)の世界。それが今、まさに現実のものとなり、仕事のやり方まで変えつつある。VRを駆使すれば、現実世界の制約を乗り越えられるからだ。製造や営業、そして人材育成まで企業におけるVRの利活用が始まった。パソコン、スマートフォンに続く、デジタル革命の「第3の波」とも言われるVR。2025年には8兆円の規模が見込まれる市場への扉が、今開き始めた。

(染原 睦美、飯山 辰之介、齊藤 美保、坂田 亮太郎)

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日経ビジネス2016年7月18日号 28~29ページより目次