人類の歴史は、クーデターの歴史でもある。集団で社会生活を営んでいる以上、意見の対立は避けられないからだ。起きれば必ず、その代償を支払うことになるクーデター。私たちは、いかに対峙すればいいのか。

まずは歴史をひもといてみよう。初めは企業人として、後に起業家としてキャリアを築きながら、プライベートでは大の読書家で『仕事に効く教養としての「世界史」』などの著書もある出口治明氏に聞いてみた。
日本で最も印象に残るクーデターは、645年の乙巳(いっし)の変ですね。クーデターは外部からの影響があってこそ起きるものであるという事実を、端的に教えてくれるからです。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り3218文字 / 全文文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料!
今すぐ会員登録(有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題
日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「特集 社長解任」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?