政治リスクが経済を脅かす状況は、もはや新興国だけのことではなくなった。その背景にあるのは、1980年代以降続いたグローバリズムへの反動だ。欧米諸国で保護主義とポピュリズムが勢いを増し、企業を翻弄する。

EU懐疑派の新興政党からイタリアのローマ市長に当選したビルジニア・ラッジ氏。ユーロ圏離脱の可否を問う国民投票の実施を提案している(写真=AFP=時事)

 英国の国民投票から3日たった6月26日。スペインでも、欧州連合(EU)の結束を揺るがしかねない勢力が着実に存在感を高めた。

日経ビジネス2016年7月4日号 14~17ページより目次