安定した人生を歩むには、有名大学を出て一流企業に入社するか公務員になること─。産業構造の転換が進む今も、そんな古い常識を信じ続ける大人は少なくない。しかし未来の日本を支える金の卵たちは、新職業の重要性を既に認識している。

(写真=maroke/Getty Images)

 有名大学を出て大企業に入るか公務員になる。それが結局は、リスクが少ない人生を送る方法──。いくらメディアや政府が産業構造の転換やAI時代の到来を訴えても、心のどこかでそう思っている人は少なくないだろう。

 しかし若い世代、とりわけ10年後、20年後の日本を背負う金の卵たちは、ずっと先進的な考えを持っていることが本誌の調査で分かった。

 実施したのは、東大・京大合格者を多数輩出している「超一流高校」での将来の職業への意識調査だ。回答してくれたのは、麻布高校(東京・港)、渋谷教育学園幕張高校(千葉市)、聖光学院高校(横浜市)の現役生徒319人。アンケート対象に高校生を選んだのは、就職を目前に控えた大学生や、仕事に追われている大人たちよりも、社会の変化やこの国の将来を率直に見据えていると考えたからだ。