出光と創業家の対立は、合併反対から海外投資の失敗まで、経営問題に飛び火している。生き残り策を企業合併に求め続けた末路は、「経営なき経営」と薄利体質の固定化だった。

ベトナム、タインホア省に建設されたニソン製油所。出光興産などが手掛ける最新の製油所だが、稼働の遅れが明らかとなった(写真=宮下 良成)

 6月29日の出光興産の株主総会を前に、再び創業家と会社側の攻防戦が表面化した。

 総会が近づく5日、創業家の代理人弁護士がマスコミの前に姿を現した。

 「会社が挙げた取締役候補5人の選任に反対する」

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り3770文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「特集 石油再編の果て」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。