「JTがどの方向に進んでいくのか、少しでいいから方針を示してくれませんか」。昨年6月、鹿児島県たばこ耕作組合の本部。農家の声を聞きに来た日本たばこ産業(JT)の小泉光臣社長に、通畠幸一組合長が迫った。縮小するたばこ市場でどう生き残っていくのか、若い農家を中心に不安の声が消えないためだ。しかし、小泉社長は明確な回答を避けたという。「JT自身は何かシナリオを考えているはずなんだが」と、通畠組合長は首をひねる。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1841文字 / 全文文字
-
【春割】日経電子版セット2カ月無料!
今すぐ会員登録(有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題
日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「特集 JT かすむ未来図」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?