4期連続最高益でROEは19.3%。ディスコは隠れた高収益・高効率企業だ。個人単位で仕事の収支を明確に見せる独自の「ウィル経営」がその原動力。京セラの「アメーバ経営」をも超える、新たな経営モデルになるだろうか。

ディスコの2棟の本社ビルは「空中廊下」でつながる。そんなオフィス環境も新たな発想を促す(写真=村田 和聡)

 恐らく世界を見回しても、めったにないだろう独特の経営を展開する企業がある。半導体の切断・研削装置で世界シェア7割を持つディスコだ。

 2018年3月期の売上高は約1674億円で5期連続の最高、営業利益は510億円で4期連続で最高益を更新している(下のグラフ参照)。粗利益率は59.2%で、自己資本をどれだけうまく使って純利益を生み出したかを見るROE(自己資本利益率)は19.3%。知る人ぞ知る高収益かつ高効率企業だ。

半導体市場の成長とともに 売り上げも伸長
●ディスコの業績推移