燃費不正問題で追い込まれた三菱自動車が、日産自動車の傘下に入る。グループの庇護の下、現場の風土を変えられず凋落した三菱。そして、火中の栗である三菱を手中に収めるカルロス・ゴーン社長の決断。いずれも、自動車産業の構造が大きく変わる中での必然と言える。電動化が進み自動運転などの実用化が迫る中、自動車メーカーが生き残るには個性を磨くか、規模を追求するしかない。他業界を巻き込んだ新たな再編劇が始まろうとしている。

(池松 由香、島津 翔、寺岡 篤志、藤村 広平)

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日経ビジネス2016年6月6日号 26ページより目次