ネット通販の利用拡大で、ヤマト運輸の宅配現場が苦境に追い込まれた。ヤマトは、本当に宅配パニックを防ぐことができなかったのだろうか。詳しく検証すると、「人手不足」だけではない経営上の問題が浮かび上がる。

インタビューで本音をのぞかせたヤマト運輸の長尾裕社長(写真=的野 弘路)

 「インターネット通販というのは、基本的には非常に良い存在だと思いますよ。しかし、それは荷物を運んで初めて成立するビジネスでしょう」

 「クリスマスや母の日など、荷物が増える毎年の行事には備えてきました。ただ、ネット通販が独自に展開するセールによって、例えば大量のミネラルウオーターを運ばなければならないようなことまで想定して我々が体制を整えておく必要があるのでしょうか」

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