社会の対立をあおる過激な嘘や、広告収入目当ての作り話に人々が目を輝かせる。世間の関心を知り尽くした嘘つきと、真実に向き合いたくないネット利用者。両者の「共謀」でフェイク(偽)ニュースが拡散していく。

「私たちは主要メディアとは異なる視点でニュースを報じているだけ。根拠のない批判を受けている」
マルガリータ・シモニャン氏は本誌に対して憤りをあらわにした。ロシアの西側に対するプロパガンダ(政治宣伝)で中心的役割を担っているとして、米中央情報局(CIA)などが注視する人物だ。彼女を無視して米国などで猛威を振るう「フェイクニュース」を語るのは、逆に失礼に当たるだろう。
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