技術も市場規模も、目覚ましい進化を遂げてきたネット広告。自社に関心のありそうな消費者を狙って広告を打つのはもはや常識だ。だが、急速な進化が広告主の首を絞めている面もある。

(写真=Ian McKinnell/Getty Images)

 「ユニリーバは、社会に分断を生み、子供に有害で、怒りや憎しみを助長するプラットフォームに広告を出さない」。今年2月、世界最大級の広告出稿主、英蘭ユニリーバでブランド戦略を統括するキース・ウィード氏のスピーチがネット業界に波紋を広げた。

 ウィード氏はフェイクニュースや人種差別、テロリストによるヘイトスピーチなど、子供たちにとって有害なコンテンツがネット上にあふれていると指摘。SNS(ソーシャルメディア)などへの広告をコントロールすることで、「状況を解決していく」と強調した。

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