今後どんな時代になろうとも「消費者の面倒」はヒット開発の大きなヒントになる。だが面倒解消ビジネスが市場を拡大していくと、経済に悪影響を与えかねない。社会の格差が広がり、健全とは言えない世界が生まれる可能性もある。


赤い電動自転車に乗ったスーツ姿のビジネスパーソンが続々とオフィス街の専用スペースに駐輪していく。朝の通勤時間帯、東京の都心部ですっかりおなじみになった光景ではないだろうか。彼らが利用するのは、NTTドコモの子会社「ドコモ・バイクシェア」の自転車シェアリングサービスだ。
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この記事はシリーズ「特集 「面倒くさい」を狙い撃て」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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