服やペットまでシェア、冠婚葬祭まで時短、寂しくないお一人様向け居酒屋……。ここ数年、注目を集めてきた新しい消費の流れが一段と“過激化”している。そこに共通するのは「消費はしたいが面倒くさいのは嫌」という極端なまでの姿勢だ。

私服をほぼ全てレンタルで済ますことにした長尾二郎氏(写真=菅野 勝男)

注目の新消費者 1:シェアラー

 外国人観光客であふれ返る道頓堀の戎橋。黒や茶系の洋服に身を包んだ中国人の団体観光客でごった返す大阪の中心地に、いい意味で周囲から浮いている男性が1人たたずんでいた。トレンドを忠実に踏襲した服装で決めているのは、大阪市在住で建材メーカーの代理店に勤める長尾二郎氏(40)だ。

おしゃれだけど私服はゼロ

 2018年春夏のトレンドカラー、ピンクのシャツに同じく流行柄のボーダーを合わせ、ボトムは春の新定番色カーキ。どう見てもファッションが趣味としか思えない長尾氏だが、実際は洋服へのこだわりはなく、それどころか私服を持っていない。仕事以外で外出の際に着用している洋服はほぼ100%、男性向け洋服シェアリングサービス「leeap」から借りているからだ。