「フィンテックは、資金調達能力の低い若年層や低所得者の資金ニーズを補完し、要らなくなった家計資産を売却しやすくするなどしてお金を獲得する手助けをしている」。こう語るのは家計簿アプリを提供するマネーフォワードの取締役で同社のフィンテック研究所長を務める瀧俊雄氏だ。
フリマアプリで手持ちのモノを売って小遣いを稼ぎ、給料前払いサービスで当座の生活費をやりくりする。前ページまでで紹介したような「貧テック」とも言えるサービスが広がっている。1人1台が当たり前のようになったスマホの普及が、こうしたサービスの活用を可能にしたわけだが、急速な拡大は技術の進歩だけによるものではない。
消えた14兆円──。貧テックの広がりを説明する中で瀧氏が挙げたキーワードだが、これは何を意味するのか。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1426文字 / 全文文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「特集 「貧テック」って何だ?」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?