給料は目減りし、貯金もできない。だけど、我慢はしたくない。今話題のフィンテックサービスを使い、そんな願いをかなえる人が増えている。

<span class="fontBold">手元にお金がないと次の給料日まで欲しいものが買えないけれど……</apan>(イラスト=渡辺 鉄平)
手元にお金がないと次の給料日まで欲しいものが買えないけれど……(イラスト=渡辺 鉄平)
<span class="fontBold">「貧テック」を活用していらないものを現金化したり、給料の前払いを受けたりできれば、金銭的な自由度は高まる</span>(イラスト=渡辺 鉄平)
「貧テック」を活用していらないものを現金化したり、給料の前払いを受けたりできれば、金銭的な自由度は高まる(イラスト=渡辺 鉄平)
[画像のクリックで拡大表示]

 貯蓄ゼロは日本の家庭の3割、20代独身では6割に──。金融広報中央委員会が発表した2017年版の「家計の金融行動に関する世論調査」が映し出す日本の家計の実態だ。2人以上の世帯で預貯金などの金融資産を保有していない世帯の割合は31.2%。年代別に見ると20代単身世帯で61.0%、30代で40.4%と、とりわけ結婚前の若者の「貯蓄無し」が目立つ。非正規雇用の増加や給与の伸び悩みがその主な原因だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り4315文字 / 全文文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「特集 「貧テック」って何だ?」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。