今年も、こどもの日がやってくる。だが、一昔前のように、子供の歓声を街中で聞くことは減った。代わりに世間を騒がすのが、老人たちの横暴ぶりだ。保育園建設に反対し、社会保障の負担は未来に先送りする。少子高齢化が進み、高度成長期に作った社会制度は破綻寸前。それでも、政治家は大票田の高齢者を忖度し、改革は進まない。若者は高齢者優遇に不満を募らせ、世代間の分断が加速する。この「シルバー民主主義」を打破しなければ、未来は危うい。

(大竹 剛、庄司 容子、河野 祥平、坂田 亮太郎)

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日経ビジネス2017年5月1日号 20~21ページより目次