超高齢化が不可避な日本社会の今後を考えると、薬局の役割は大きくなるばかりだ。様々な障害があるのは承知で、あえて理想の薬局の姿を探ってみた。すると、医療や介護など総合的な人生のケアサービスの要となる薬局の姿が見えてきた。

- 理想の医療モールの姿とは
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多様な病院・診療所が集積
薬は1つの薬局がまとめて管理
保育所から介護施設まで
家族のケアや在宅医療もお任せ
銀行、スーパーなども併設
生活インフラの全てが1カ所に
宅地と一体開発
安心して長く暮らせる街に
国の医療制度改革の流れの中でも、これまで以上に重要な役割を期待されるのが薬局だ。PART2では、それにもかかわらず、薬局が変われない現状を掘り下げた。
制度設計の誤算、そして既得権にしがみつこうとする業界の病。変われない理由を数え上げればきりがない。ならばいっそ、すべての制約を取っ払って考えてみたい。消費者にとって理想の薬局とは何なのかを。医療制度改革の今後の流れである「入院よりも地域・在宅でケア」という発想の中で、不可欠のインフラとなり得る薬局の姿は、どのようなものだろうか。
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