「井戸掘り」「家計簿」「千切り」。独特の経営哲学で知られる日本電産の永守重信・会長兼社長だが、その手法の確かさは、最先端の経営学に裏打ちされていた。経営学は近年、目覚ましい発展を遂げている。大量のデータ分析という手法を取り入れたことで、「異端」とされてきた経営手法の妥当性が裏付けられた。副業や飲み会の奨励、チャラ男活用──。最先端の経営学のエッセンスを取り込んだ企業だけが、いち早くメリットを享受し始めている。

(広岡 延隆、林 英樹、杉原 淳一、齊藤 美保、主任編集委員 田村 賢司)

CONTENTS


日経ビジネス2016年4月18日号 26~27ページより目次