無人経済は企業の現場だけでなく経営層の仕事も奪い、社会の姿すら変える。新時代におびえていても仕方がない。生き残るために経営者がすべきことは5つある。

無人経済に警鐘を鳴らす早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問の野口悠紀雄氏(写真=北山 宏一)

 「AIやロボットが現場の仕事を奪い始めているというが、本当に破壊的な影響を受けるのは、経営者や管理職だ」。ベストセラー『「超」整理法』で知られる早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問の野口悠紀雄氏は、無人経済の未来にこう警鐘を鳴らす。そしてこう断言する。「マネジメント層こそ無人化されるべきだ」

 発言の根拠となるのが、仮想通貨ビットコインの基礎技術である「ブロックチェーン」の進化だ。ブロックチェーンは、電子的な取引データなどをネットワーク上の複数の端末で共有し、管理する技術。サーバーによる集中管理に比べて透明性が高いうえ、データの改ざんが難しい。