北朝鮮が完全な非核化を実現しない限り、日本が直面する核の脅威はなくならない。万が一にどう備えるべきか。ミサイル対策は様々な危機から企業を守る手段にもなる。

事前の組織的な備えと個々人の初動が適切にかみ合えば、生存率を高められる(2017年に開かれた東京都の災害対策訓練。新宿・本庁舎の防災センター)(写真=アフロ)

 神戸市内の小高い丘の上に立つ黒い木造の一軒家。おしゃれなログハウスに見えるこの家には秘密がある。

 リビングの奥にある地下への階段を下りると、約50cmもの厚みがあり、航空機の衝突にも耐えられるというコンクリートの扉が据え置かれている。扉の向こうにあるのが、広さ約14m²の家族6人が滞在可能なスペースを有するシェルターなのだ。ミサイル着弾などの危機が迫った場合に逃げ込む。