働き方改革はホワイトカラーの問題。日本電産はそんな「常識」にはとらわれない。工場まで遡った問題潰しで、本社を含めたムダな仕事の発生を防ぐ。ロボット導入、ムダ取り、IoT……、そこには精神論ではない合理的働き方改革がある。

日本電産コパルの中国・平湖工場。樹脂部品部門に製品の移動などを助ける協働ロボットや、自動搬送ロボットなどを導入。従業員の働き方は大きく変わった。機器はほぼ自作でコストを抑えた(写真=町川 秀人)

 静かな空間を、縦横高さそれぞれ70cmほどのずんぐりした搬送ロボットが滑るように走っていく。カメラやモーターなどのプラスチック部品を射出成型する機械の前に止まると、従業員が出来上がったばかりの部品を荷台に載せる。するとロボットは再び動き出し、次の工程に向かう。

 射出成型機の横では、部品を取り出してトレーに並べるアーム型のロボットが休む間もなく動く。人の作業を助ける協働ロボットと呼ばれるものだ。

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