ハードワークで知られる日本電産の永守重信社長が「変心」した。「2020年度までに残業ゼロ実現」を掲げ、働き方改革の旗を振っている。目的は生産性倍増。単なる残業削減ではなく、グローバル競争での勝ち筋に結びつける。

<span class="fontBold">2003年、創業30周年で建設した新本社ビル。京都市内で最高の高さにこだわった</span>
2003年、創業30周年で建設した新本社ビル。京都市内で最高の高さにこだわった
[画像のクリックで拡大表示]

 「今年は45年ぶりに正月三が日、一度も会社に来なかったよ」

 日本電産の永守重信会長兼社長CEO(最高経営責任者)がこう言って苦笑する。永守社長と言えば、1973年7月に日本電産を創業し、世界一のモーターメーカーに育て上げたカリスマ経営者として知られる。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1200文字 / 全文文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「特集 日本電産 真の働き方改革」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。