小さな未来企業の陰に、その成長を支える大企業の姿があった。3・11は、それぞれの使命を蘇らせ、新たな経済圏を生む。

<span class="title-b">サンフレッシュ小泉農園</span><br />supported by 三菱商事・気仙沼信用金庫
サンフレッシュ小泉農園
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2年で県内トップのトマト農園となり、小学生の見学が絶えない。「電力代が高いので太陽光発電をやりたい」(社長の今野圭市、写真右)(写真=野口 勝宏)

 巨大なトマトの栽培ハウスが、海岸の近くにそびえたっていた。

 2015年、宮城県気仙沼市のサンフレッシュ小泉農園は、10億円を投じて縦100m、横200mのハウスを建設、4万本超のトマトが水耕栽培されている。

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