原発の爆発事故と相次ぐ失態──。福島の住民は東電に不信を深める。一方、「ひとり電力」が人々を引きつけ始めた。

<span class="fontBold">原発事故から間もなく7年を迎える福島第1原子力発電所を視察する記者たち。敷地の95%が軽装備で活動できるようになったが、燃料デブリなどの最終処分の方法は宙に浮いたままだ</span>
原発事故から間もなく7年を迎える福島第1原子力発電所を視察する記者たち。敷地の95%が軽装備で活動できるようになったが、燃料デブリなどの最終処分の方法は宙に浮いたままだ

 2年ぶりに、福島第1原子力発電所に入ることになった。

 1月末、粉雪が舞うJR常磐線富岡駅(福島県富岡町)に降り立つ。原発から9kmほど南に位置する駅は、昨秋ようやく営業が再開した。同町の東京電力ホールディングスの拠点から、記者たちを乗せたバスが、福島第1原発を目指して国道6号線を北上していく。

 富岡町はわずかだが生活が戻った様子がうかがえる。だが、原発に近づくと人の気配は消え、大熊町に入ると雑草に覆われた大地が広がっていく。

 福島第1原発の敷地にバスが到着する。入り口で免許証と指紋を登録。そして、ヘルメットと防塵マスク、ベストと線量計が配られる。

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