<span class="fontBold">バイドゥは上海で開催された「CESアジア2017」でアポロの自動運転の試作車を展示 </span>(写真=Imaginechina)
バイドゥは上海で開催された「CESアジア2017」でアポロの自動運転の試作車を展示 (写真=Imaginechina)

 前人未到の有人月面着陸を目指し、米航空宇宙局(NASA)が1960年代に進めた「アポロ計画」。この歴史的偉業と全く同名の自動運転プロジェクトが、米国ではなく中国で着々と進んでいる。推進するのは中国のインターネット検索最大手、百度(バイドゥ)だ。

 「新アポロ計画」がスタートしたのは昨年7月。当初から米フォード・モーターや独ダイムラーなどの完成車、独ボッシュと独コンチネンタルなどの部品大手、半導体では米インテルや米エヌビディアなど50社が名を連ねた。もちろん中国自動車大手も参画する。目標は2020年までの完全自動運転の実用化。発足から半年で、世界の約1700社が参画したとされ、自動運転開発の巨大勢力を形成している。

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