世界的な半導体メーカーが未来のクルマの頭脳をめぐり、壮絶な覇権争いを繰り広げている。米国勢が先行するが、コストや消費電力などに課題があり、日本メーカーにも活路はありそうだ。

「自動運転用の半導体で、インテルはAI(人工知能)の計算能力と消費電力の両方で、ライバルを圧倒している」。こう強調するのは、米インテルで自動運転用の半導体を統括するキャシー・ウィンター副社長だ。
「この資料をぜひ見てほしい」。1月上旬、米ラスベガスで開かれた国際家電見本市「CES」の場で記者にこっそり見せたのは、半導体スペックの詳細な比較グラフ。競合である米エヌビディア製品と比べて、AIのディープラーニング(深層学習)の計算効率は2.4倍で、消費電力は半分になるという。
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