世界的な半導体メーカーが未来のクルマの頭脳をめぐり、壮絶な覇権争いを繰り広げている。米国勢が先行するが、コストや消費電力などに課題があり、日本メーカーにも活路はありそうだ。

<span class="fontBold">CESの基調講演で自動運転車向けの半導体戦略を説明するインテルのブライアン・クルザニッチCEO(右)とモービルアイのアムノン・シャシュアCEO</span>(写真=Ethan Miller/Getty Images)
CESの基調講演で自動運転車向けの半導体戦略を説明するインテルのブライアン・クルザニッチCEO(右)とモービルアイのアムノン・シャシュアCEO(写真=Ethan Miller/Getty Images)

 「自動運転用の半導体で、インテルはAI(人工知能)の計算能力と消費電力の両方で、ライバルを圧倒している」。こう強調するのは、米インテルで自動運転用の半導体を統括するキャシー・ウィンター副社長だ。

 「この資料をぜひ見てほしい」。1月上旬、米ラスベガスで開かれた国際家電見本市「CES」の場で記者にこっそり見せたのは、半導体スペックの詳細な比較グラフ。競合である米エヌビディア製品と比べて、AIのディープラーニング(深層学習)の計算効率は2.4倍で、消費電力は半分になるという。

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