著書『ライフ・シフト』で100年人生を提唱し、安倍政権の有識者会議にも参画した。「教育→仕事→引退」という単線型のライフサイクルを、複線型に改める必要性を説く。学び直しによる新たなスキル習得で長く働き続ければ、長寿化は怖くないという。

(写真=永川 智子)
PROFILE
英ロンドン・ビジネススクール教授
リンダ・ グラットン氏

人材論、組織論が専門。世界の経営思想家ランキング「Thinkers50」の常連。主著に『ライフ・シフト』(東洋経済新報社)。63歳。

 問 昨年は政府の「人生100年時代構想会議」の有識者議員として招聘されました。

 答 日本は世界が迎える人生100年時代のトップランナーだと強く感じました。これからの取り組みが、長い人生をより良く生きるための世界のモデルになると考えています。各国の政府関係者から注目されていて、最近では挨拶代わりに『日本はどうなっているのか』と聞かれるほどです」