技術革新の波が押し寄せ、新たなルール作りが求められる時代。世界展開に欠かせない「標準化」で後れを取ってきた日本が、自動運転関連技術で標準化を勝ち取った。

<span class="fontBold">スイスのジュネーブに本部があるISOは2万を超える国際規格を定めている</span>(写真=ISO)
スイスのジュネーブに本部があるISOは2万を超える国際規格を定めている(写真=ISO)

 「やった! やったよ!」。2017年12月21日。東京に集まった自動車メーカーの関係者らが歓声を上げた。日本が提案した、自動車の新しいブレーキシステムが「ISO19237」として国際規格になることが報告されたからだ。

 このシステムは、走行中のクルマが歩行者をいち早く検知し、衝突回避のためにブレーキを自動的に作動させるものだ。トヨタ自動車やホンダが00年代初頭から要素技術を量販車に採用。SUBARUが「アイサイト」と名づけたシステムを08年に主力車「レガシィ」で搭載し、新しい運転支援機能として耳目を集めるようになった。

 日本が先行してきたとも言える安全技術は将来の自動運転車でも活用できる。「100年に1度の大転換」(トヨタの豊田章男社長)といわれる中で、国際規格化できた意義は大きい。

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