ロビー活動といえば、アメリカ。その中心であるワシントンのロビー業界に異変が起きている。震源は世界秩序の破壊者、トランプ大統領。ロビー街に広がる波紋は、日本企業をも巻き込みつつある。

(写真=Joe Raedle/Getty Images)
(写真=Joe Raedle/Getty Images)
貿易摩擦で気を吐いた日本も今は影が薄い
●日米関係の変遷とロビー活動
貿易摩擦で気を吐いた日本も今は影が薄い<br /> <span>●日米関係の変遷とロビー活動</span>
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 ワシントンDCの北部、東西を貫く目抜き通り「Kストリート」の周辺は、たたき上げのロビイストが所属するロビー事務所や業界団体などがひしめく「ロビイストのるつぼ」だ。

 ホワイトハウスは、このKストリートからわずか3ブロック南に位置する。ドナルド・トランプ大統領が誕生して今月で丸1年。Kストリートの住民たちにとって新大統領は、いまだ「謎多き」存在だ。

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