今まで宇宙ビジネスと言えば、プレーヤーも限られた特殊な分野だった。それが今、大きく変わろうとしている。主導権が政府から民間企業に移り、世界中で宇宙ベンチャーが次々に台頭。ロケットや衛星の打ち上げ費用が劇的に下がり、どんな企業も手軽に活用できる時代が近付く。クルマから小売り、エネルギー、農業まで、あらゆる産業を変える「宇宙商売」。日本でもベンチャーや大手企業が新たな市場に向けて動き出した。宇宙をいかに活用し、稼ぐか。その競争は既に始まっている。

(池松 由香、寺井 伸太郎、飯山 辰之介)

[イラストの作者]
小山宙哉(こやま・ちゅうや)氏
1978年生まれ、京都出身。第14回MANGA OPENに持ち込んだ『じじじい』で、わたせせいぞう賞を受賞。漫画『宇宙兄弟』は、2012年に実写映画アニメ化、2014年アニメ映画化され社会現象に。現在、累計1700万部突破し、単行本は既刊29巻。2017年1月23日に第30巻が発売。その他の作品に、『ハルジャン』『ジジジイ』などがある。
Twitter: @uchu_kyodai
宇宙兄弟公式サイト:https://koyamachuya.com/

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日経ビジネス2017年1月16日号 22~23ページより目次