「日経ビジネス」編集部が総力を挙げて取材・調査し、旬のテーマを掘り下げ、定説を疑い、異論を立てる「特集」。週刊誌『日経ビジネス』で年間50の必読テーマをお届けします
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4232回
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かつて「石油危機」が日本を変えた 苦難が育む突破力 新ビジネスのバネに
1970年代、石油危機をきっかけに日本は「狂乱物価」に見舞われた。1年で23%もの物価上昇。だが、混乱の中で産業構造の変革も進んだ。苦難の中でアイデアは磨かれる。「絶望物価」に絶望してはいけない。
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「上げない努力」より「上げる工夫」 納得生む「価格術」 5社の手法はこれだ
「コストが上がったから値上げする」。この単純な理由で消費者は納得しない。欠かせないのは、追加の金銭的負担を強いる明快な理由づけだ。新ブランド、新ジャンル、新機能。顧客に価値を認めてもらう方法はある。
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イオン、西友……仁義なきPB競争 値上げ回避、我慢比べ メーカー苦渋の決断
生活必需品の価格が軒並み上がる中、いかに値上げしないかを競い合う。「我慢比べ」の様相を呈しているのが、大手スーパーのプライベートブランドだ。消費者の懐にはありがたいが、メーカー側の努力は並大抵のものではない。
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メーカーは悲鳴、家計に重圧 日本経済むしばむ「悪い物価上昇」
原材料価格の上昇があらゆる製品のメーカーの採算を悪化させている。メーカーは雪崩を打つように値上げに踏み切り、家計に負担がのしかかる。それでも賃金は上がらない「悪い物価上昇」が日本経済をむしばむ。
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立ち食いそば1000円に現実味
ロシア産そばの供給減ばかりではない。あらゆる原材料が値上がり中。「1年たたずまた値上げ」。東京・日暮里の立ち食いそば屋が悲鳴を上げる。
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絶望物価 負のスパイラルが始まった
物価上昇が止まらない。ロシアによるウクライナ侵攻や脱炭素の進展、サプライチェーン(供給網)混乱、そして急激に進む円安による輸入コスト上昇など様々な要因が絡み合う。跳ね上がる原材料やエネルギー価格でメーカーの採算は悪化し、…
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第3次ブームの先にあるもの フィンランドに学ぶ 幸せに生きるヒント
サウナの本場フィンランドは、幸福度ランキング世界一の国だ。幸福度とサウナとの関連性を探るべく取材班は現地に飛んだ。見えたのは、他者を思う気遣い。サウナは心を豊かにする現代の茶室だ。
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“プロ”が熱弁 このサウナでととのいたい!
全国あまたあるサウナのなかで今熱い施設はどこか。日経ビジネスの取材班が実施したブームの先駆者らへの取材で話題に上った全国の 「名物サウナ」を紹介する。
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北海道、大分、島根…… 街おこしの熱源に 地域経済はととのうか
サウナを観光振興や街おこしの起爆剤にする動きが盛んだ。自然の景観を生かし、地元の風物を感じられるサウナ体験など特色を打ち出す。サウナを熱源に地域経済は盛り上がるか。
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熱気はオフィスにも充満 ビジネス研ぎ澄ます サウナ、5つの効能
ビジネスシーンでサウナをパフォーマンス向上に役立てる組織や人が増えている。その効用を認め、オフィスや自宅に設備を整える経営者も多い。現場に足を運ぶと、サウナが仕事をも「ととのえる」理由が見えてきた。
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一から分かる 今どきのサウナ事情
知っておきたいサウナの入り方の基本。サウナーになるための基礎知識を学ぼう。
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ブームに3つの変化 けん引役は若者 コロナ禍の救世主に
サウナに革新の3つの熱波が押し寄せている。新型コロナウイルス禍でも、集客力に磨きをかけたサウナに多くのファンが集う。新たな経済圏の担い手は若年層。もう「おじさんたちのたまり場」とは呼ばせない。
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サウナのすゝめ 人も企業も「ととのえる」
日本がサウナブームに沸いている。無心に汗をかき、水風呂に入って外気に体を委ねれば、安らぎの境地に──。「ととのう」という新たな体験ができる令和の社交場は、デジタル時代にこそ比類なき価値を生む。欧州発祥のサウナは今、日本で…
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伊藤忠商事・岡藤会長CEO「慢心すれば、一瞬で落ちる」
2021年3月期、利益・株価・時価総額で三菱商事、三井物産、住友商事を超え「3冠」達成。万年4位とされた伊藤忠商事の業績を業界トップに押し上げたが、「敵は慢心」と自戒する。トップ就任から12年。後継者についても語った。
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伊藤忠卒業生のエール「経営者が自然に育つオオカミの集団であれ」
多様な分野に人材を輩出している点も、伊藤忠商事の一つの特徴だ。現在は企業トップとなったOBに、人を育て続けるために何が必要かを聞いた。
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建機、電池……成長の種は現場に 伊藤忠は「総合」再定義できるか
消費分野で強みを磨いてきた伊藤忠商事が、日立建機への巨額出資を決めた。蓄電池やファミリーマートなど、現場があればそこには新たなニーズ、そして成長の種がある。多様な事業を抱えるだけでなく、デジタルで貫く「総合」へ。商社の価…
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財務で見る商社3強 資源依存の三菱・三井 伊藤忠は「コツコツ型」
資源から食品まで、あらゆる産業分野に根を張り、利益を稼ぐ総合商社。業界トップを争う3社を財務で分析すると、それぞれ違う顔が見えてくる。資源に頼らず、小さな事業を束ねる地味な集団。伊藤忠にはそんな側面もある。
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データこそ資源 伊藤忠、「デジタル群戦略」で挑む
伊藤忠商事の今後の成長の鍵は、グループで抱える多様な事業とデジタルの融合だ。そのための「資源」となるのが、さまざまな現場から出てくる多様なデータ。デジタル企業群の構築に乗り出し、「次世代商人道」を突き進もうとしている。
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成り上がり伊藤忠 負け癖を払拭した岡藤流「逆張り×統率」
かつて「破綻するのでは」とされた伊藤忠商事は、今や三菱商事、三井物産と首位を争う。上位プレーヤーが固定されがちな日本の産業界では珍しい逆転劇だ。3代にわたる経営リレーを仕上げた岡藤正広会長CEOは、さらに先を見ている。
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伊藤忠の下克上 三菱・三井に勝つ「デジタル商人道」
バブル期に不動産や金融商品の運用に失敗し、経営危機に陥った伊藤忠商事。今やその稼ぐ力は三菱商事や三井物産など財閥系商社と肩を並べ、2022年3月期も最終利益8000億円超の高水準での首位争いを繰り広げる。日本の産業史では…
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従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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