シリーズ
時事深層

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神鋼、360億円投資、国内強化で生き残りへ
神戸製鋼所が巨額の国内投資を決断した。加古川製鉄所(兵庫県加古川市)に約340億円を投資し、鉄から不純物を除く装置と、厚鋼板の品質を上げる熱処理炉を設ける。神戸製鉄所(神戸市)でも20億円を投資し、不純物を除く装置を増…
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日本発の「世界一」が集結
「第10回日本イノベーター大賞」の表彰式が開かれた。「緩まないナット」を開発した若林氏が大賞を受賞。なでしこジャパンの佐々木監督など多彩な顔ぶれが集った。
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NTTが節電サービス 狙いは「ネガワット事業」
「新サービスは入り口にすぎない。真の狙いはネガワット事業」。NTT西日本とオムロンの共同出資会社、NTTスマイルエナジー(大阪市)の谷口裕昭社長はそう話す。
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ディーゼル再挑戦 2%の顧客をつかむ
12月上旬に開かれた東京モーターショーで、マツダはエンジンという内燃機関に特化して自動車を出展した。EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)の波に乗り遅れる心配はないのか。
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流通総額初の1兆円超、楽天、競合は世界企業
楽天は2011年12月3日、運営するEC(電子商取引)モール「楽天市場」の年間流通総額が初めて1兆円を突破した。1997年5月1日に開設して以来、14年7カ月での達成だ。
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理念なき一体改革の罪
野田政権による社会保障と税の一体改革は「給付は手厚く、負担は先送り」になりそうだ。消費税率引き上げの風当たりをかわしたいという民主党の本音がのぞく。理念なき改革は、金利上昇、解散総選挙という混乱のドミノ倒しさえ招きかねな…
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エコカー、震災が呼ぶ「原点回帰」
「第42回東京モーターショー2011」が12月11日まで、東京都内で開かれた。2年ぶりになる自動車の祭典で、自動車各社のトップは開発戦略を熱く語った。震災から復興し、エコカーの次を狙う戦略の柱は「原点回帰」だ。
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電波オークションまた不発?
国の税外収入の有力財源とされる周波数オークション制度。事業仕分けで俎上に載せられたが、総務相は一転先送りに。スマートフォンで急増する通信に対応する仕組みが必要だ。
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“個人商店経営”は許さない
「清武の乱」から約1カ月、事態は収まる気配が見えない。球団は清武氏に対して、1億円の損害賠償を求めて提訴した。もつれた問題の本質は、渡邉氏の「個人商店」的経営にあると清武氏は語る。
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ウッドフォード氏、持ち合い批判
内外の注目を集めたオリンパスのマイケル・ウッドフォード元社長の来日。同氏は滞在中の会見で、日本の株式持ち合いの弊害を強く批判した。日本の企業社会の質そのものが、今、世界から問われている。
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EVの本命、ようやく登場?
「商用の軽自動車」という地味なクルマが、EV(電気自動車)普及の起爆剤になるかもしれない。三菱自動車は11月24日、軽乗用車「アイ・ミーブ」に次ぐEV第2弾の「ミニキャブ・ミーブ」を発表した。
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ソニーの「六重苦」
東日本大震災、英ロンドンの倉庫火災、タイの洪水被害…。ソニーを襲った「六重苦」で、900億円の赤字はさらに悪化か。1000億円規模の新規事業で一発逆転に賭ける。
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「橋下ブランド」争奪戦が激化
「大阪維新の会」の圧勝に終わった大阪のダブル選挙。維新の会の国政進出も噂され、与野党に期待と不安が渦巻く。次期総選挙をにらみ、「橋下ブランド」争奪戦が激化しそうだ。
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高級化粧品も“百貨店離れ”
百貨店がほぼ独占的に販売してきた外資ブランドの化粧品。だが今後は、郊外SCや駅ビルでも取り扱いが始まる。百貨店の強みがまた1つ、薄れるかもしれない。
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パナソニックの新工場、太陽電池を一貫生産
パナソニックは11月25日、マレーシアに太陽電池の新工場を建設すると発表した。子会社である三洋電機の太陽電池製品「HIT」を、材料のシリコンウエハーの生産からモジュール組み立てまで一貫で生産する。
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価格下落でも黒字、違いは経営の質
液晶テレビの価格下落が止まらない。日本企業はテレビ事業で軒並み赤字を抱えている。そんな中、米国市場で韓国サムスン電子とシェア首位争いを繰り広げている米ビジオは現状をどう見ているのか。
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iPhone「圏外」ドコモの秘策
携帯電話大手3社のスマートフォン新製品が出揃った。NTTドコモは次世代通信規格「LTE」対応で追撃する。圧倒的な資金力と品揃えの「横綱相撲」は吉と出るか。
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1位じゃなきゃダメ、富士通、スパコン輸出
富士通は2012年1月から、世界最速のスーパーコンピューター「京」の技術を応用した商用機を国内外で出荷する。同社が理化学研究所と共同開発した京は11月、スパコン世界ランキング「TOP500」で1位を獲得。
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孫正義氏、NTT提訴の勝算
光回線の開放を巡り、ソフトバンクがNTT東西を提訴した。他社の参入を阻む貸し出し方式は独禁法違反、と主張する。所管官庁を頭越しにする決断。その裏には総務省不信がある。
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ガスタービン世界一へ、三菱重工の秘策は?
三菱重工業がガスタービン(GT)発電機で世界一を目指す方針を掲げた。2014年度に大型機の世界シェア30%超と2010年度の13%から飛躍を狙う。