全1390文字

英国のメイ首相は2019年1月中旬にも、EUと合意した離脱協定案を英議会に諮る。英自動車産業は、英国がEUの関税同盟に当面とどまることになるこの案を歓迎する。だが、この案で離脱を進めれば、EUと米国の関税をめぐる争いの巻き添えを食らう可能性がある。

ロンドン支局 大西 孝弘
2001年、日経BP社に入社。06年から本誌で自動車などを担当。11年から日本経済新聞で化学と通信を担当。日経エコロジーを経て18年4月からロンドン支局長。
ホンダの英国工場で生産するシビック ハッチバック

 欧州連合(EU)からの離脱のあり方を巡って、英国の混迷が深まっている。テリーザ・メイ首相率いる英政権は、EUとの関税同盟に当面とどまることになる離脱協定案でEUと合意。2019年1月中旬に英議会に諮る。

 英議会がこの離脱案を否決すれば、離脱日までに残された時間から考えて、合意条件なしに“放り出される”無秩序離脱となる公算が大きい。