第4次産業革命の波が押し寄せるなか、IoTやAIといった新技術を学びたいという40代がじわり増えている。これまで培ったスキルだけでは生き残れない。そんな危機感が「学び直し」の背景にある。ちまたではこうした技術を学べる研修サービスが花盛り。政府も支援拡充に動く。

<span class="fontBold">ビッグデータの関連講座には20~30代に交じり、40代の姿も</span>(写真=尾関 裕士)
ビッグデータの関連講座には20~30代に交じり、40代の姿も(写真=尾関 裕士)

 12月上旬、都内で開かれたデータサイエンティストの養成講座。男女10人が受講していたが、IT(情報技術)に詳しそうな20代後半から30代前半の若手に交じって、40歳前後の人もいた。

 講座を運営するのは、法人向けデータ分析研修事業を手掛けるデータミックス(東京・千代田)。IoT(モノのインターネット)などを使って集めた膨大なデータを解析して、新しいビジネスにつなげたり、業務の効率化に役立てたりする専門家を育てようと今年7月に講座を立ち上げた。

 1回3時間の授業を月3~5回実施。半年後にはデータを解析しながら業務課題を解決できるスキルを会得できるようにするという。これまでに約100人が受講したが、全体の3割を40歳前後の中年層が占める。部課長級の管理職も少なくなく、プログラミングを初めて学ぶ人たちがほとんどだ。

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