国内航空業界でパイロットの飲酒問題が相次ぎ、英国ではJALの副操縦士が逮捕、実刑判決を受けた。日本では呼気中や血中のアルコール濃度の法的な定めがなく、航空会社の自主的な管理に任せてきた。英米などに比べ「性善説」に立った制度の限界が露呈。新基準設定に動くが、適切な運用こそがカギを握る。

飲酒の代償は禁錮10月の実刑判決だった──。
英国時間11月29日、現地の裁判所は日本航空(JAL)の副操縦士に判決を言い渡した。このパイロットは、10月28日に英ロンドン・ヒースロー空港で羽田行きに乗務予定だったが、呼気検査で英国の法令で定める上限の10倍以上のアルコールを検出。逮捕された。
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