フリマアプリ「メルカリ」の急成長がリユース(中古品)市場の裾野を広げている。それに対抗する形で、各社がメルカリにはない強みを生かした新サービスを始めた。店舗が主軸の企業を含めた新旧勢力の競争で、リユースビジネスはさらに進化しそうだ。

店舗事業以外にも成長の柱を育てる(KOMEHYO銀座店)

 「リユース市場に出回るコピー品の排除に取り組んでいく」。店舗で事業展開してきたブランド品リユース最大手のコメ兵が11月上旬、スマートフォン向けアプリ「KANTE(カンテ)」の配信を始めた。ネット上の消費者間取引への参入を表明した発表会で石原卓児社長は、利用者に安心感を与える取り組みをアピールした。

 KANTEの特徴はその名前の由来にもなっている鑑定機能。出品されている商品を購入する際、その商品が正規品であるかどうかの鑑定を依頼できる。依頼した場合、コメ兵の鑑定士によるお墨付きを受けた状態で商品が送られてくる。鑑定を依頼しない場合に比べ2%価格は上がるが偽物を手にする不安は解消される。激変する中古品市場で、同社は創業70年で培ったノウハウを最大の武器にする。