日産自動車の無資格検査問題や、神戸製鋼所の品質データ改ざんでニッポンの品質に対する信頼が揺らぐ。こうした中で、工場に品質管理のお墨付きを与える認証機関にも火種がくすぶっていることが明らかになった。一部の認証機関が、審査プロセスの不備から認定を一時的に停止される事態に陥っているのだ。

<span class="fontBold">日産自動車は国内向け車両生産でISO認証を取り消された(写真は無資格検査に関する記者会見で謝罪する日産の西川廣人社長=手前)</span>(写真=朝日新聞社)
日産自動車は国内向け車両生産でISO認証を取り消された(写真は無資格検査に関する記者会見で謝罪する日産の西川廣人社長=手前)(写真=朝日新聞社)

 「ここまでグローバルな認証機関が一時停止になるのは珍しい」。品質管理の国際標準規格「ISO9001」の認証機関を認定する日本適合性認定協会(JAB)の関係者が明かすのは、JABが10月27日付で英系認証機関、ロイド・レジスター・クオリティ・アシュアランス(LRQA、横浜市)に対する認定を一時停止した件だ。

 LRQAは世界120カ国・地域で6万件以上の審査登録実績があり、1500人の従業員を抱える認証機関の世界大手。国内では品質データの改ざんで問題となった神戸製鋼所の工場などに対して、ISO9001のお墨付きを与えていた。

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